第16弾は、JISX4051:2004(日本語文書の組版方法)だ。 組版は「くみはん」と読む。JIS X 4052:2000(日本語文書の組版指定交換形式)では「文字の連なりを空間的に配置することによって、孤立した文字だけでは困難な表現を行うプロセスの総称。原稿とレイアウトの指定に基づいて、印刷物や電子出版物の上での文字の組み方を決めること。」と定義されている。元々は活版用語で、版を作成する工程で、活字を組んで写真版などの凸版と一緒にレイアウト指定に従ってページを作成することを言うんだ(『【DTP&印刷】役立ち情報&基礎用語まとめ 』参照)。最近では「Q44:iPad、Kindleに出版社の著作権料が課金されるって、聞いたんだけど…」でも言ったように、電子書籍の登場で没落まっしぐらの出版業界が出版者の隣接権の創設をやかましく言っているが、その隣接権の根拠として「出版物原版」を挙げており(印