アドバンテストは大がかりな設備で行っていた半導体テストを、クラウドを活用することで卓上で簡単にできるようにした。従来は半導体工場が主な顧客だったが、クラウドサービスにより電子デバイスメーカーの設計開発現場など、顧客の裾野を広げている。 クラウド半導体テストサービスを手がけるのは、2012年に設立した子会社のクラウド・テスティング・サービス(東京都千代田区、木村学社長)だ。木村社長は「IoT(モノのインターネット)の普及で、半導体テストのニーズは生産現場だけではなくなっている」との見方を示す。事実、家電や電子デバイスメーカーなど、従来とは異なる顧客の利用が多くなっているという。 同サービスは無償貸与する小型測定機に、クラウド上で提供するテスト用ソフトウエアを組み合わせて利用する。半導体チップの設計から評価、計測まで一通りの試験メニューが約80種類そろう。ユーザーは自分の目的に合わせてカスタマ
「既存の顧客からみると性能が低下した製品に思えるのが破壊的イノベーションだ。このため、破壊的イノベーションの製品が出始めのころは『こんなものはおもちゃだ』と呼ばれることが少なくない」。 関西学院大学専門職大学院経営戦略研究科の玉田俊平太教授(写真1)は2015年8月8日、慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科(慶應SDM)が開催した公開講座「デザインと経営の未来:経営学者とデザイナーが語るイノベーションの理論と実践」で講演し、破壊的イノベーションについてこう述べた。 玉田教授の講演タイトルは「日本のイノベーションのジレンマ~破壊的イノベータになる7つのステップ~」。イノベーションのうち、特に破壊的イノベーションについて解説し、日本企業が陥っているイノベーションのジレンマについて説明した。玉田教授は米ハーバード大学でマイケル・ポーター教授やクレイトン・クリステンセン教授の指導
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