仏パリで撮影された錠剤(2012年9月13日撮影、資料写真)。(c)AFP/MIGUEL MEDINA 【8月18日 AFP】科学者チームは17日、モルヒネと同等の鎮痛効果を持つが、副作用がないと考えられる合成薬剤を開発したと発表した。モルヒネなどのオピオイド系鎮痛薬は強い副作用があるため、非常に危険で中毒性が高いとされている。 英科学誌ネイチャー(Nature)に発表された研究論文によると、研究チームが用いたビッグデータの手法は、革新的な薬剤の開発に前途有望な道を開くものだという。 「数兆」に及ぶ候補のふるい分けによって同定されたこの新化合物は、マウスを用いた実験で、痛みの抑制作用を誘発する脳内の既知の分子経路を活性化した。 だが、この化合物は、モルヒネや、オキシコドンやオキシコンチンなどの処方薬とは異なり、正常な呼吸を減速したり阻害したりする可能性のある第二の経路を活性化することはなか
![モルヒネに代わる「副作用のない」鎮痛薬を開発か、研究](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/ffad46c4b8078f35bb7f3026684155b37afb5151/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fafpbb.ismcdn.jp%2Fmwimgs%2Fa%2F6%2F1000x%2Fimg_a6c8a2f8aea5f36f68a7decc68aa5899146706.jpg)