通常用いられる整数型 (32ビット符号付き) は -2,147,483,648 ~ 2,147,483,647 の範囲の値を表現することができます。 殆どのアプリケーションにおいては、この制限が問題になることはまずありません。 しかし、この範囲を超える値を扱う必要のあるアプリケーションも存在します。 そこで考え付くのが、32ビット環境で64ビット整数を扱うための仕組みを作ることですが、実際にやってみると意外なほどに手間が掛ってしまいます。 この記事では、四則演算・10進出力などのプログラムを組むときの手順や考え方について解説していきます。