[3.31 JALチャレンジ杯 日本5-1ウズベキスタン 味スタ] 最後まで迷った。触れるか、触れないべきか……。後半35分、MF柴崎岳が放ったロングシュートは無人のゴールに向かっていた。ゴール前に詰めるFW岡崎慎司(マインツ)と、必死に戻るMFルトフラ・トゥラエフ。最後は岡崎がトゥラエフの前に体を入れてブロックし、ボールを見送った。2人は交錯しながらゴールの中に転倒したが、ボールはゴールイン。柴崎の得点となった。 最後はあえてボールに触らないようにしたのか。試合後、報道陣にそう聞かれた岡崎は「本当に迷った」と率直な思いを打ち明けた。「ドイツなら確実に打っている」。触れば自分のゴールになる。だが、柴崎に点を決めさせたいという気持ちが脳裏をよぎった。 「(ボールを追っている間は)歓声がすごかったし、俺が触ったらあれかなと」。そう冗談交じりに振り返ると、「自分もそうだけど、ゴールを決める