そこでUメットには、通信機能や撮影機能などを本体に備えた。IEEE802.11b/gに対応した無線LANやNTTドコモのFOMAカードを利用した3G回線によって音声や映像を通じて災害対策センターなどの拠点と通信できるほか、GPSや赤外線によるSmartLocatorにも対応し、位置情報も把握できる。撮影デバイスには30万画素のCMOSカメラを搭載。最大640×480ピクセルの画像(JPG形式)や、最大毎秒10フレームの動画(Motion JPEG形式)で現場の状況を伝えることができるという。 このほか3軸の加速度センサーも装備。アクシデントが発生して、Uメットをかぶった作業員が地面に倒れたとしても、そうした状況をすぐに把握できるのである。LEDライトのほか、圧電ブザー、バイブレーション機能などを搭載し、拠点からの指令などに応じて、利用者に警告したり、注意を促したりできるようになっている。