沼津市立図書館は、若手の男性職員3人を子供に絵本などの読み聞かせをする“読みメン”として養成する取り組みを始めた。来館する父親たちに読み聞かせの楽しさを伝えるための活動で、20代の職員3人が8月上旬の本格デビューを目指して練習に励んでいる。 3人は黒沢喜紀さん(25)、河村優希さん(24)、鈴木将太さん(22)。今年10~11月に図書館が開く男性向けの読み聞かせ講座に向けて、参加を促す側の図書館が率先して読みメンを推奨しようと養成に乗り出した。 3人は今月上旬に練習をスタートし、仕事の合間を縫って自分に合った本を探したり、女性職員からページのめくり方や読み方など読み聞かせの基本を教わったりと、デビューの準備を進めている。 普段は児童書に関わる担当ではなく、「独身で、読み聞かせ経験もゼロ」という3人。黒沢さんは「いろいろな本に関わることができて楽しい。子供がいない自分たちでも、読み聞か