第0部 まずは「分かりづらい説明」を知ろう(p.14~) 第1部 口頭説明編(p.25~) 第2部 資料作成編(p.63~) 第3部 スライド作成編(p.81~) スライドのまとめ(p.115~)
構図は、優れたアーティストが絵を描き始める際に最初に考える要素です。しかし、構図とはいったい何でしょう? 基本的に、構図とはイメージ内における要素の配置のことです。見る人の視線がイメージ全体に行き渡るよう誘導し、絵を興味深いものにする、視覚的な語彙だと言えます。描き始めから面白みのある絵にするために欠かせない、最初のステップです。どのようなディテール、魅力的な色、照明、動きも、構図の代わりにはなりません。構図の理論には数百年にわたり用いられてきた規則がありますが、自分の構図には常に、新しく面白い方法を取り入れて構いません。型にはまらず、自由に考えてみてください。ここでは、構図の概要を説明し、構図を学ぶことによって何が実現できるのか、そして、その過程で何を発見できるのかを見ていきます。 古代ギリシャ人は黄金分割を内包する黄金長方形を使用しました。黄金長方形とは、辺の長さの比が約1:1.618
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