この春、マーガリンメーカーがトランス脂肪酸対策を積極的にアピールしています。明治は、家庭用マーガリン類全商品の原料から、トランス脂肪酸を多く含む「部分水素添加油脂」を外し、3月にリニューアル発売。商品のパッケージにその旨のロゴを刷り込みました。雪印メグミルクも同様に3月から家庭用全商品を部分水素添加油脂不使用にしました。 部分水素添加油脂は、マーガリンの固さ調整に使われる原料で、常温では液状をしている油に水素を添加して固形・半固形化した油脂。水素を添加する過程でトランス脂肪酸が発生します。 トランス脂肪酸は、脂質の構成成分である脂肪酸の一種。過剰摂取すると、心筋梗塞などの冠動脈疾患を増加させる可能性が高いと指摘されています。世界保健機関(WHO)は、トランス脂肪酸の摂取を総エネルギー摂取量の1%未満に抑えるという目標を示しています。米国、デンマークなど摂取量が多い国で、含有量の規制や表示が
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