メモリ管理 初期のコンピュータは1つのプログラムを実行するだけであったが、性能が向上するにつれて、複数の人のプログラムを短い時間単位で切り替えて、見かけ上、同時並行的に実行するTime Sharing System(TSS)という使用法が出てきた。このような使い方をする場合、複数のユーザのプログラムをメモリ上において実行するのであるが、ここで問題が出てくる。 まず、それぞれのユーザは、論理的には、自分がコンピュータを占有しているのであるから、プログラムは0番地から順にメモリを使うように作られている。そうすると全員のプログラムが重なってしまい、複数のユーザのプログラムをメモリ上に置いて短時間に切り替えて実行することが出来ない。また、これを解決したとしても、ユーザAのプログラムが暴走して、ユーザBやCのプログラムの格納されているメモリ領域を書き換えてしまっては困る。 このような問題を解決する手