古い和室に季節感を大事にしながら暮らす女性の部屋を紹介します。「大好きなものだけに囲まれて暮らしたい」というだけあって、こだわりをもって集められた、しみじみと味わいのある家具や雑貨にも注目です。 築30~40年は経っているという古い和室で暮らす平九郎さん。しっかりと広い押入がほしかったことや、古いものが好きだったこともあって、最初に部屋を探すときから和室を希望していたそうです。 「不動産会社に行って、私の希望を話したら、『そんな部屋はない』って言うんですよね。女性の一人暮らしだから、和室のあるマンションがいいだろうと思われたようなんです。でも、私は極端な話、長屋みたいなところでもいいと思っていたんですよ。たまたま横で聞いていた別の営業の人が『だったら、ここはどうだろう』と、この部屋を紹介してくれたんです」。(ちなみに、男性の名前ですが、平九郎さん、女性です。飼っていた犬の名前から取ったハン