本日のゲストは、大阪・谷町四丁目にある紳士服メーカー「株式会社NFL」の三代目社長・川辺友之さん。43歳。 私とほぼ同世代と思えないほど、まるで悟りを開いたかのように落ち着いて角の取れた話しぶりに、成熟というものを感じずにいられませんでした。 きっと一苦労も二苦労もあったんだろうなぁ、と想像してしまいます。 どんな「これまじ」が聞けるのかと期待を込めてうかがったところ、見せてくださったのは一本の万年筆。 この万年筆は、川辺さんが「心の師」と仰ぐ方から贈られたという、思い入れ深い特別な品です。ですが、この一本というのではなく、万年筆という筆記具のすばらしさ、そしてそれを使ってしたためる手紙や葉書など「手書きの文書」の魅力を今回の「これまじ」として紹介します。 一度知ったら戻れない。独特の書き心地 川辺さんは日課のように、商談で会った方や名刺交換をした相手などにお礼状を書いているといいます。