日本代表は23日(日本時間24日)、ブラジルワールドカップ(W杯)1次リーグ最終戦の試合会場「アレナ・パンタナウ」でコロンビア戦(日本時間25日午前5時キックオフ)の前日練習を行った。ここまでの2試合で出番が与えられていないMF青山敏弘は「試合に飢えている」と素直な気持ちを語った。 コートジボワール戦は出場なし。ギリシャ戦ではザッケローニ監督が試合終盤に投入を検討したものの、結局出番が回ってくることはなかった。クイアバのピッチで練習を終えた青山の表情には、試合への渇望感が浮かんでいた。 「僕自身、試合に出ていないんで、試合に飢えている。W杯に出たいというモチベーションは非常に高いですし。ただ、チーム状況が崖っぷちなんで。チームが一つになってこの困難を乗り越えようという力を出せれば、コロンビアにも勝てると信じているし、その一員として貢献したい」 2試合をベンチから見つめて、チームに何が足りな
暑い――。 レシフェも暑かった。ナタルも暑かった。でも、クイアバはもっと暑かった。クイアバは広大な南米大陸の“真ん中”に位置する。「ブラジルで最も暑い街」とも言われるように、冬の6月であっても最高気温は35度にも達する。今の時期も十分に暑いが、真夏であれば、フライパンの上にいるような感じになるだろう。 翌21日は、クイアバのスタジアムでナイジェリアvsボスニア・ヘルツェゴビナの試合を取材した。キックオフは18時。クイアバは東海岸側の都市と比べるとマイナス1時間の時差がある。他の試合とキックオフ時間を合わせるため、クイアバの試合は1時間前倒しになるのだ。 すでに日は落ちていたものの、日中の暑さによって、スタジアム内には熱がこもっている。記者席に座って試合を見ているだけでも汗が止まらない。公式発表ではこの日の気温は「29度」となっていたが、体感的には35度ぐらいあるように感じられた。
「アウェーの中で、それをエネルギーに変えてやっていきたい。暑さの中でやるのは相手も一緒。言い訳にはならない」 百戦錬磨の守護神は表情を変えずにこう語った。ベルギーでは常日頃、殺伐とした雰囲気の修羅場をくぐり抜けている。シャルルロワとの“ワロンダービー”やアンデルレヒトとの伝統の一戦では、危険なタックルや取っ組み合いの応酬となり、サッカーというよりは格闘技の趣さえある。興奮状態のスタンドは、不穏な発煙筒の煙で視界が遮られるほど。罵詈雑言の響く、一触即発の状況でゴール前に君臨している。 味方サポーターから傷付けられたこともある。チームがなかなか結果を出せないときに、試合中にスタンダール・リエージュのゴール裏から同僚のGKシナン•ボラトの名前をコールされた。そんな日々を川島は生きている。 「2点差をつけるのがベスト? まず、勝たないといけない。どういう形でも勝つことが一番」 ギリシャとの1次リー
「少し暑いけど問題ない。2試合やってきて、湿度が高いよりはやりやすいんじゃないかと思う。まず、しっかり先制点を取ることが自分たちのベストだと思う」 香川はしっかりと前を見据え、決然と語った。ギリシャ戦との第2戦では、サプライズ選出された大久保嘉人に先発の座を譲り、エースがまさかのスーパーサブとなった。 「ここまで4年間ずっとやってきて、いまさら監督の言ってることがどうこうじゃない。積み上げてきたものを出すべきだし、出さないといけない」 アルベルト•ザッケローニ監督は4年間、ボールポゼッションを高めながらサイドを攻略する“ジャパンスタイル”を掲げてきた。しかし、集大成となるブラジルでは4年間で最も低調なサッカーが繰り広げられている。試合終盤には練習で試したことのないパワープレーに出るなど、指揮官は大一番でさえない采配に終始。だが、今大会後に日本を去ることが決まっている指揮官がぶれようが関係な
10人になったことで試合が難しくなったと思います。ギリシャが引き分けでもオッケーと割り切ってきて、ほとんどの選手が自陣に下がり、スペースがなくなりました。10対11になってからは“ギリシャのゲーム”になってしまいました。 10人になった相手に対して、日本の攻撃は積極性が足りなかったと言わざるを得ません。ポゼッション率62%という数字からもわかるように、ボールは回しているけど、サイドに展開することが多くて、危険なエリアへのパスが少なかった。 ギリシャの選手のスピードやフィジカルを見せられて、カウンターをされたくないという気持ちがあったのでしょう。それはわからなくはないですが、勝ち点3が必要なゲームでは、もっとリスクを冒すべきだったんじゃないかと。 具体的に、ギリシャの狙い目はアンカー(コンスタンティノス・カツラニス)の両脇だと見ていました。(大久保)嘉人が何度か右サイドから中に入ってきていた
1次リーグ第2戦のギリシャ戦後、指揮官と緊急会談を持った原専務理事は、「ここまでのこととか、(スタンドの)上から見て感じたことを話しました。個人的にはいろんな意見をしていますよ。ある程度、本音で言える関係だし、『自分はこう思う』とか、伝えることは伝えている」と明かした。 主導権を握る攻撃的なサッカーを指導してきたはずのザッケローニ監督だが、ブラジルのピッチでは4年間の積み上げを表現することができていない。そして、2試合終了時点で勝ち点は1。既に自力での1次リーグ突破の可能性はなくなっている。 これまで試してこなかった試合終盤のDF吉田麻也を前線に上げてのパワープレー、さらにギリシャ戦では交代枠を1つ残したまま試合終了を迎えるなど、ザッケローニ監督の采配に関する疑問は数多く噴出している。何よりコートジボワールとの初戦では、監督自らが選手交代でミスがあったことを試合後の公式会見で認めていた。原
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