気になる記事をスクラップできます。保存した記事は、マイページでスマホ、タブレットからでもご確認頂けます。※会員限定 無料会員登録 詳細 | ログイン 上海市トップ、陳良宇共産党委書記の解任を皮切りに、中国で高級幹部の汚職摘発が相次いでいる。関連して、上海市では既に局長、区長クラスの幹部が30人近く拘束されていると報じられた。 陳書記は成長路線一辺倒だった江沢民前国家主席につながる「上海閥」のエースの1人だった。「調和ある社会」を唱える胡錦涛国家主席は、改革の“抵抗勢力”だった上海閥を汚職問題で追い落とし、権力基盤を一気呵成に固めつつあるとの見方が有力だ。北京市副市長や安徽省副省長も解任されるなど、摘発は全国へと波及しており、近く北京市で大規模な高級幹部の人事異動があるとの噂も流れている。 中国の経済成長に貢献してきた「汚職マネー」 権力闘争の行方はそれ自体大変興味深く、マスコミの報道もこの