前回の記事「今、日本人の海外移住先としてオランダが熱い理由」でご紹介しましたが、2014年12月末のオランダ国内での裁判の評決を経て、オランダでは日本国籍者に対して労働許可の取得が不要となりました。一定の雇用契約を得られればオランダに長期滞在ができるとしても、そもそもどうやって仕事を見つけるかということが次の問題です。 さて、これまでオランダで雇用を得て滞在する場合には、主に次のルートがありました。 (1)雇用主が「オランダを始めEU諸国で適切な人材がいなかった」と証明し労働許可を取得する。 (2)雇用主が移民局と契約し、比較的高額な給与を外国からの人材に対して支払う条件で労働許可の取得が不要となる。 これまで、(2)に当てはまらない仕事の場合は就労が難しかったと言えるのですが、日本人に対して労働許可が不要となったことでそうした仕事への門戸が開いたと言えます。 ただ、労働許可は不要とはいえ