IBMは、同社の「xSeries」サーバ技術を中国の聯想集団(レノボ)にライセンス供与する。レノボが独自のIntelベースのサーバを製造できるようにすることが狙いだが、今回の決定に対し、販売業者から懸念の声が上がっている。 レノボは先週初め、ノートPC「ThinkPad」やデスクトップPC「ThinkCenter」と同じ流通経路を活用して、中小企業向けにIBMベースのx86サーバを販売する計画を発表した。しかし、今回の決定は、2005年の上記のノートPCやデスクトップPCのケースのように技術を買収したものではなく、ライセンス供与を受けるに過ぎない。IBMは今後もxSeriesサーバの販売を継続する。 今回の提携により、IBMがハードウェア販売事業をさらに縮小するとの見方が出てきそうだ。だが、両社ともこうした見方を否定し、レノボの流通経路によりIBMのサーバ製品は新たなユーザーを獲得できると