ジュピターテレコム(J:COM)、住友商事、KDDIの3社は2010年6月10日、3社間のアライアンス関係の構築に関する覚書を締結し、今後アライアンス関係の構築に向けた各種施策の詳細検討を行うことに合意したと発表した(写真)。 アライアンスの内容は大きく、「通信事業・商品提携」「メディア事業」「CATV事業」「技術・インフラ」の四つに分類できる。 通信事業・商品提携の第1ポイントが「固定電話事業」である。J:COMは、KDDIが提供しているケーブルプラス電話サービスの卸提供を受け、ケーブルプラス電話サービスと同等の新たな電話サービス(新電話サービス)の提供を検討する。具体的には、まず「J:COMのレガシー系電話設備(交換機ベースの電話設備)に収容されているJ:COM PHONEのユーザーを新電話サービスへ移行する」(図1)。また新規に獲得する電話サービスのユーザーには新電話サービスを販売す