「彼女いないの?」 ヒロアキさん(23歳、仮名)は飲み会で、30代の先輩女性から聞かれた。 2017年に新卒で出版関係の企業に入社したヒロアキさん。会社の飲み会で先輩男性から「彼女がいない」ことを紹介され、社内に知られてしまった。それ以来、飲み会のたびに、交際経験がないとか童貞だとか、プライベートな話題でいじられる。 服装、髪型、容姿、プライベート......飲み会でよく盛り上がる、これらの話題。「愛あるいじり」として、コミュニケーションの一環や親密性の象徴として受け止められることもある。 だが、こうした「いじり」がじわじわと人をむしばんでいく可能性を、フリージャーナリストの中野円佳さんは指摘する。著書『上司の「いじり」が許せない』で、「いじりはハラスメントになりうる」と断言している。 彼女は「いじりは我慢の限界」と書き残した中野さんが「いじり」について取材を始めたきっかけは、2015年1
![上司の「いじり」で自殺未遂も。無意識のうちに新入社員を追い詰めていませんか?](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/0762b90e3b9bca895b2c134ec0f94a54444ce32a/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fimg.buzzfeed.com%2Fbuzzfeed-static%2Fstatic%2F2018-03%2F23%2F3%2Fasset%2Fbuzzfeed-prod-web-01%2Fsub-buzz-17230-1521788853-6.jpg%3Fcrop%3D1600%3A837%3B0%2C227%2526downsize%3D1250%3A%2A)