知事選用の投票所入場券の印刷を発注した後で、衆院の解散が決まり、刷り直さなければならない事態となった。 「同じ日に選挙を行うのに、入場券が別々だと混乱の元になる」として、区選管では、1枚にまとめて刷り直すことを決めたという。しかし、すぐに作業を始めても、知事選の期日前投票に間に合うか微妙な状況で、担当者は「業者にはなんとかお願いしているところ」と話す。 衆院選東京3区と4区の二つの小選挙区がある大田区は、知事選用の入場券の扱いに苦慮している。開票作業をスムーズにするため、知事選の入場券を3区用と4区用に分ける予定だが、既に一部は区別のないまま印刷済み。その入場券をどうするか未定で、同区選管は「もう一秒も無駄にできない」と危機感を口にする。 約72万人と、都内最多の有権者を抱える世田谷区も、入場券の印刷を発注済みで、現在、書式を変更するか検討中だ。また、江戸川区では、投票の仕方などを説明する