トヨタ自動車・渕上 「日本の守護神」直伝の直球で挑んだ都市対抗 | 毎日新聞【東京都（東京ガス）－豊田市（トヨタ自動車）】九回表東京都2死一、三塁、馬場（左）に中前適時打を許し、厳しい表情を見せる豊田市の5番手・渕上＝東京ドームで2022年7月28日、猪飼健史撮影 第93回都市対抗野球大会は第11日の28日、東京ドームで準決勝があり、3年ぶりに4強入りした豊田市・トヨタ自動車は、連覇を狙う東京都・東京ガスに3―7で敗れた。救援で3試合に登板した渕上佳輝は、堅守で4強入りしたチームに大きく貢献した。 どんな役割で登板しても、一球一球を大切に投げ抜き、自分の投球を貫き通す。「おどおどしていたらチームの士気にかかわる」。マウンド上でほとんど表情を崩さず、お手本のような上手投げのフォームで淡々と投げ込む。1、2回戦では、ロングリリーフを務めてチームに勝利を呼び込んだ。 東京・堀越高から星槎道都大を経て入社。生命線は、最速150キロの力強い直球だ。入社時に…
