[11.11 選手権東京都予選Bブロック決勝 修徳高 1-1 PK2-3 堀越高 味の素フィールド西が丘] 1点をリードされた試合は、ほとんど終わりかけていた。延長の最終盤には、決勝点を奪われていてもおかしくなかった。PK戦だっていきなりのビハインドからスタートしている。それでも、谷底へ転げ落ちそうなところから何とか這い上がり、強引に流れを引きずり返す力強さが、今の彼らには備わっていた。 「今日のテーマは選手に『引きずれ』と言ったんです。『オレたちもそんなにイニシアチブを取れるわけではないから、とにかく流れとか試合を引きずってこい』という強い表現として、今回の試合のテーマとして僕が言った言葉だったんですけど、それで実際に最後の最後でゲームを引きずり戻してくれましたね」(堀越高・佐藤実監督)。 後半終盤の劇的同点弾から、執念のPK勝利。第102回全国高校サッカー選手権東京都予選Bブロック決勝