豪華寝台列車 九州観光の新たな魅力に 2010年8月16日 10:25 カテゴリー:コラム > 社説 ブルトレの愛称で親しまれた夜間寝台特急列車ブルートレインが九州から姿を消したのは、昨年3月のことだった。ラストランを見送ろうと、多くの鉄道ファンがホームで待ち構え、カメラを手に名残を惜しんでいた姿が思い出される。 あれから約1年5カ月。JR九州が、九州を数日間かけて1周する豪華寝台列車の運行構想を明らかにした。新たな九州版ブルトレの復活宣言である。 来年3月の九州新幹線鹿児島ルート全線開通を機に、波及効果を九州全体に拡大するのが狙いだ。新幹線からの乗り換えで観光客に九州を周遊してもらい、温泉や自然など点在する九州各地の魅力を線から面に広げる役割を担うという。 これなら新幹線沿線以外の地域にも全通効果が広がり、九州観光の起爆剤になる可能性がある。急増する中国からの観光客をはじめ、経済成長著