電車接近など注意を促す音なのに、パイプオルガンのような独特な音色で「心地よい」「癒やされる」などと利用者から評判が高い、大阪市営地下鉄の警笛。その音が「ミラド♯」の和音で構成されている可能性が高いことが28日、市交通局の調査で分かった。楽譜がなくなっていたため録音を元に特注してきたが、「四半世紀以上にわたった交通局の謎」(担当者)が明らかになった。 あの名曲…職員が趣味のシンセで作っていた 警笛は「プヮーン」と響く「空気笛」が主流。だが、電車が駅ホームに進入するときや、トンネル内の作業員に接近を伝えるために出発時にも必ず鳴らす市営地下鉄では、「空気笛はうるさすぎてお客さまを驚かせてしまう」と、シンセサイザーの音で聞き心地の良い「電気笛」を採用した。 交通局によると、この音は平成元(1989)年、音楽が趣味だった同局車両部の男性職員がシンセサイザーで作曲。だが、この職員はすでに退職して楽譜も
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