楽観色強める米国市場ではあるが、銀行危機のリスクシナリオについて、警戒すべき3つのポイントを指摘しておこう。それは、「銀行の急速な預金流出の発生」「未曾有の規模に拡大した保有証券の含み損の存在」「商業用不動産向け融資の不良債権化リスクの存在」である。 楽観色強める米国市場 5月29日(日本時間)現在、米国の市場はバイデン大統領と議会共和党が連邦債務上限問題で、原則合意した、との報道を受け安堵感が広がっている。 この問題は米連邦議会が法案を採決し、大統領が署名した段階で「Xデー」がクリアーされるもの。 しかし、連邦議会下院の採決がスンナリ可決となるのかは定かでない。下院共和党の保守派(4~5名)が全員、反対に回ると「下院否決」の事態に陥る。 もちろん、水面下の共和党内での交渉を重ねて最終的に可決となろうが、その毎に法案内容が調整される可能性もあるし、Xデー(財務省は6月5日という)に間に合わ
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