ピークは過ぎたけど、最近またもブームっぽい『ゲゲゲの鬼太郎』ですが、各出版社から色々と出ていて何がなんなのか? 何から読めばいいのか? と混沌としています。この前知り合いから問い合わせを受けて、簡潔に答えられなかったので、ここにまとめます。 まとめるといっても、「鬼太郎サーガ」の出版事情は混沌としていて、多くの作品が、貸本時代の作品のリライトだったりすることもあり、『ドラえもん』と並んで複雑。ですからかなりざっくりと本屋として知っていれば良い程度書きます。 現在流通しているもの中心。コンビニ展開用の物は外してあります。 『ゲゲゲの鬼太郎』は1954年の紙芝居版に端を発していますが、大まかに分けて〈貸本版〉〈マガジン版〉〈サンデー版〉〈新編マガジン版〉〈コミックボンボン版〉〈その他〉の六つのバージョンがあると覚えておくと、書店員的に楽です。(時代的な区分ではありません) 〈貸本版〉 1959