大都市ザナルカンドでブリッツボールの選手として 活躍していたティーダは、ある夜、街を襲う巨大な魔物 「シン」に運ばれ、見知らぬ地へと辿り着く。 そこは「シン」が死と破壊をまき散らす、 スピラという世界だった。 彼はそこで召喚士になったばかりの少女ユウナと出会う。 「シン」を倒せる唯一の存在である召喚士は、スピラの人々の希望の光。 ユウナもまたその期待を一身に背負い、 「シン」を倒すための旅に出ようとしていた。 スピラのことを何も知らぬまま、 もとの世界に変える方法を探すため、 聖地ザナルカンドを目指す旅に同行するティーダ。 そこではいくつもの切ない真実が、彼を待ち受けていた──。