日本で最初に大量生産・低コスト化に成功した電子カメラ。「連写一眼」のキャッチコピーとともに、当時のAE機の常識を破った低価格で爆発的にヒットした。速度優先AEとマニュアルの2モード。速度優先は用途によってはとても使いやすい。ホールディング感も良いし、ファインダーも明るく合焦しやすい。シャッター音も軽快。コストダウンを図りながら、ユーザーを幸福にする質感を保ったカメラだった。 (2008.09.16 upd) このカメラを最初に手にしたときに感じたのは、ボディの質感の良さだ。軽快なのにチープじゃない。高級機のようなしっとり・ずっしりという感触はないが、金属の質感を失っていない。製品コンセプトとしてはAF時代のEOS 1000みたいなものだが、あの種のチープさは微塵も感じられない。これが金属の存在感か。ホールディングの良さ、ミラーショックの小ささ、パシャン系のシャッター音、見えのよいファインダ