長野県と富山県にまたがる山岳観光ルート「立山黒部アルペンルート」には、「黒部ルート」と呼ばれる資材搬入のアクセスルートがあります。見学会に参加すれば「エレベーター付き専用鉄道」や「業務用ケーブルカー」に乗ることができます。 通常は「関係者以外立入禁止」だが… 中央地溝帯(フォッサマグナ)の西側を南北に縦断している、「北アルプス」こと飛騨山脈。ここを長野県から富山県にかけて東西に貫いているのが、全長約37kmにわたる山岳観光ルート「立山黒部アルペンルート」です。 関西電力の専用鉄道。立山黒部アルペンルートに取り付く「第三のアクセスルート」だ(2015年8月、草町義和撮影)。 「世紀の難工事」と呼ばれ、小説や映画の題材にもなった黒部ダムの建設資材搬入トンネルを活用して整備。立山連峰など複数の景勝地を通り抜けており、多数の観光客でにぎわっています。 ここを通る交通機関は、ケーブルカーやロープウェ