4代目になるスズキの「スイフト」は発売時、徹底した軽量化が話題になりました。そのスポーツモデルである新型「スイフトスポーツ」も、やはりその軽さが最大の特徴でしょう。それはまるで、あの往年の名車のようでした。 「軽さ」こそがアイデンティティ! 「これは現代のAE86だ!」 スズキ 新型「スイフトスポーツ」のステアリングを握り、その俊敏な身のこなしと力強いエンジンパワーを味わって、私(山田弘樹:モータージャーナリスト)は素直にそう感じました。 4代目を数える新型「スイフトスポーツ」(2017年9月28日、佐藤正勝撮影)。 今でも86年式のトヨタ「スプリンター・トレノ」(通称ハチロク)に乗り続けている私がいうのだから、間違いありません!(笑)。新型「スイフトスポーツ」はそれくらい、痛快なコンパクトスポーツに仕上がっていたのです。 その名のとおり「スイフトスポーツ」は、スズキのコンパクトカーである