トヨタが2017年7月に発売した新型「カムリ」。セダンというジャンルをけん引する「オールニューTNGA」の10代目は、どのような走りを実現しているのでしょうか。 新型「カムリ」、10代目が担うセダンのいま トヨタのミドル・セダンの「カムリ」が10代目へと進化を果たし、これに試乗する機会を得ました。日本ではクルマ好きの方以外にはウケが悪いセダンも、北米では立派な主力車種。そして「カムリ」は、そのセダンウォーズの渦中にあって、長年トップグループを走り続けている実力者であり続けています。 6年ぶりのフルモデルチェンジを果たした、10代目にあたる新型「カムリ」。 そんな「カムリ」を見て、まず誰もが思うのは、明らかにそのルックスがアカ抜けたことでしょう。ボンネットに走るエッジの効いたキャラクターラインは明らかに流行の先端を行っているし、水平基調の大型グリルはボリューミーなフロントマスクを間延びさせな