コストやドア位置など、導入に課題があるホームドア。それらを考慮した新たな「昇降バー式ホーム柵」の実証実験が始まりました。従来形と比べ大きく改善され、ロープ昇降式にはないメリットも。ホームドア導入促進につながるかもしれません。 ホームドア導入を妨げている大きな課題 愛甲石田駅で行われている新型「昇降バー式ホーム柵」の実証試験。列車が到着すると、バーが上に高く持ち上がる(1分10秒)。 小田急電鉄と高見沢サイバネティックスが2017年9月24日(日)、小田原線の愛甲石田駅(神奈川県厚木市)で「昇降バー式ホーム柵」の実証実験を開始しました。これにより、鉄道の安全対策が進んでいくかもしれません。 ホームドアを設置すると安全性が高まり、運行の安定性も高められますが、導入には課題もあります。「ドア位置が異なる列車への対応」と「コスト」は、その大きなものです。 バーは腰掛けられないよう、3本使用されてい