ハイパワーなクルマの後背面によく見られる、リアウイングと呼ばれる部品は、そもそもなんのためのものなのでしょうか。それより小さなスポイラーと呼ばれる部品もありますが、違いはあるのでしょうか。もちろん、いずれもただの飾りではありません。 風の力でクルマの動きをコントロール クルマのトランクの上に柱を立てて、その上に颯爽と乗っているのが「リアウイング」。「GTウイング」と呼ばれることもあります。小ぶりなものは「スポイラー」という名前です。スポーツカーなど、クルマの多くには、そうした部品が使われていますが、いったいどのような役割を果たしているのでしょうか。 レーシングカーではごく一般的なリアウイング。市販車に比べはるかに大きな場合も。写真はスーパーGTに参戦する日産「GT-R」(画像:日産)。 リアウイングやスポイラーは走行中にクルマが受ける空気の流れを受けて、その力を走行に利用します。空気の力を