新幹線からローカル線まで、愛称が付いている列車は数多く走っています。しかしそのなかには由来が分かりにくかったり、ユニークだったりする列車名も。どのような背景があるのでしょうか。 JR九州のユニークな列車名 列車の名前は、その列車の役割や行き先などを表すうえでも重要な役割を持ちます。特に観光列車なら、目的地や旅、サービスのイメージを列車名に託す例が少なくありません。 特急「ゆふいんの森」(左)と並ぶ特急「あそぼーい!」(児山 計撮影)。 JR九州は「D&S(デザイン&ストーリー)」列車と称して、各線でユニークな列車を走らせていますが、名称もユニークなものがそろっています。 たとえば豊肥本線を走る特急「あそぼーい!」は、熊本の「阿蘇」を走る列車、というイメージはつかめますが、さらに熊本弁の「遊ぼうよ」が由来になっています。かつて運行されていた蒸気機関車牽引(けんいん)の快速「あそBOY」の列車