日本全国の数ある信号機の中には、ゼブラ柄の板が取り付けられた信号機があります。以前に比べその数は減っているようですが、そもそもなんのためのもので、そしてなぜ減っているのでしょうか。 「戦後」の産物? 目的は「視認性を高めるため」 赤、黄、青の信号機の後ろに、「背面板」と呼ばれるゼブラ柄の板がついたものが存在します。 ゼブラ柄の背面板がついた信号機のイメージ(画像:pixta)。 この背面板はなぜつけられているのでしょうか。信号機メーカー大手の京三製作所(横浜市鶴見区)に話を聞きました。 ――背面板はなぜついているのでしょうか? 信号機の視認性を高めるためです。明るいLED式の信号機が普及している現在と異なり、電力事情が不安定だった戦後まもない時期に、信号の光の弱まりを補うためにつけられました。さまざまな理由で、現在は数が減少しています。 ――背面板付きの信号機は全国にどのくらい残っているの