起こりうる異常事態。飛行機でそれが発生した場合、どうしたらよいのでしょうか。「すべり台」の滑り方、救命胴衣を膨らませる場所など、知っておくと万が一のとき、役に立つでしょう。 これをクリアして、初めて着られる制服 羽田空港付近に立地する、あるJAL(日本航空)の建物内部には、“プール”と飛行機の実物大模型が設置されています。海上に不時着した場合など、万が一を想定した救難訓練を行うための施設です。 羽田空港付近の建物内にあるJALの救難訓練施設。プールや実物大の飛行機模型などを備える(恵 知仁撮影)。 JALでは、新人CA(客室乗務員)の訓練にあたってまず救難訓練を実施しているとのこと。「CAは保安要員」であることを自覚するためといい、救難訓練の筆記審査、実技審査を通らないと制服を着られないそうです。 また機材によってやり方が異なるため、機材ごとのそれを学ぶ「型式訓練」もここで実施されており、