飛行機は、座席の位置でエンジン音の聞こえ方や揺れ具合などが異なるものです。国内線の大型機を例にとって、座席位置によるメリットとデメリットを見ていきます。 飛行機は前方より後方のほうが揺れが大きい 飛行機の事前座席予約。どの席を選ぶか迷うことも多いのではないでしょうか。好みは人それぞれですが、国内線におけるボーイング777型機を例にとって、各席のメリットとデメリットを見てみましょう。 国内線で使われているボーイング777型機の座席配置イメージ(乗りものニュース編集部作成)。 まず客室最後方部。ここのデメリットは、降機に時間がかかることと、気流の悪いなかを飛行する際、前方客室よりも揺れが大きいことです。飛行機の重心は、主翼近くにあるメインギア(主脚)付近のため、最後部は重心から一番遠い場所となります。したがって、後ろになるほど揺れが大きくなります。また、最後部にトイレやギャレイ(調理場)がある