トンネルの天井に見られる巨大な扇風機「ジェットファン」、換気のための設備ですが、必ずしもすべてのトンネルに設置されているわけではありません。そもそもトンネル内の換気は、どのようになされているのでしょうか。 対面通行のトンネルでは朝夕で風向きが違うことも トンネルの天井に、一定間隔で巨大な筒が吊り下げられていることがあります。 中央道の恵那山トンネル下り(全長8490m)。天井から筒状のジェットファンが吊り下げられている(2013年6月、中島洋平撮影)。 産業機械メーカーの三井三池製作所(東京都中央区)によると、あれは「ジェットファン」と呼ばれる巨大な扇風機とのこと。「トンネル内を換気し、火災時には煙を外に排出する役割があります。もしもジェットファンが作動しなければ、排気ガスがトンネル内に充満して視界が悪くなり、仮に歩行者がそこを通れば、気分が悪くなるかもしれません」といいます。同社の製品で