東急田園都市線で新型車両の2020系電車がデビュー。これに伴い、同線を代表する車両となっていた8500系電車が引退に向けてカウントダウンに入りました。 波打つステンレス車体が特徴 東急電鉄は2018年3月27日(火)に策定した新しい中期3か年経営計画(2018~2020年度)で、田園都市線の旧型車両の置き換えを盛り込みました。2022年度までに8500系電車が引退します。 東急田園都市線を代表する車両となっていた8500系(2017年7月、草町義和撮影)。 8500系は1975(昭和50)年にデビューしたステンレス車体の電車です。東急東横線に導入された8000系電車を田園都市線や東京メトロ半蔵門線での運転向けにマイナーチェンジした車両で、8000系と同様に車体を補強するための板が波打っているのが特徴です。1991(平成3)年までに400両が製造され、東急の車両としては最も多く造られました。