津波や地震といった災害時に、一般の消防車両が進入困難な場所での救助活動などに従事する消防車両「レッドサラマンダー」。全地形対応といいますが、どのような車両なのでしょうか。 「全地形対応」は伊達じゃない、その走破能力とは 「全地形対応」をうたう、日本でたった1台しかない消防車両が、愛知県岡崎市の岡崎市消防本部に配備されています。荒れ地や泥濘路はもちろん、がれきや溝をも乗り越え、さらには水に浮いて進むことも可能で、消火活動や災害救援活動などあらゆる状況の活動に従事するという、その名も「レッドサラマンダー」です。 愛知県岡崎消防本部に配備されている消防車両「レッドサラマンダー」。写真は2016年9月に富山県で行われた合同訓練のようす(画像:岡崎市消防本部)。 「レッドサラマンダー」は全長8.2m、全幅2.2m、高さ2.6m、重量約12t。最大積載量は4400kgで、車両の前部に4人、後部に6人が