運転中は「十分な車間距離」をとって、といわれます。クルマの流れにのって走っていても、意識して車間距離を空ける必要があるのでしょうか。じつはこれが、渋滞の防止にも役立ちます。 追突防止だけではない効果 運転中はだれしも、周囲のクルマの流れにのって走っていることでしょう。その一方、特に高速道路では「十分な車間距離をとって」といわれます。 車間距離が詰まってくると、渋滞が発生しやすくなる。写真はイメージ(2018年3月、中島洋平撮影)。 なぜ車間距離をとらなければならないのか、フジドライビングスクール(東京都世田谷区)の田中さんに聞きました。 ――なぜ車間距離をとる必要があるのでしょうか? 表向きには、急な事故に巻き込まれたり、追突したりしないようにするといった理由です。というのも、道路交通法では「追突するのを避けることができるため必要な距離を保たなければならない」とされており、追突事故の責任は
静岡県警高速隊が、渋滞最後尾におけるハザードランプ点灯を呼びかけています。そもそもこのようなハザードランプの使い方は、道路交通法などで規定されたものではありませんが、安全の効果が高いとのこと。その意義を改めて聞きました。 危険回避の「負の連鎖」を防ぐ 2018年3月以降、静岡県内の高速道路で追突事故が相次いでいることを受けて、同県警高速道路交通警察隊(高速隊)が、渋滞最後尾におけるハザードランプの点灯を広く呼びかけるとしています。 渋滞のイメージ。最後尾でハザードランプを点灯させ、後続車に渋滞の存在を知らせるといった光景も見られる(画像:写真AC)。 このようなハザードランプの使用方法は、そもそも職業ドライバーどうしのコミュニケーションから始まった「慣習」であり、道路交通法に規定はないといいます。その励行を呼びかける理由を静岡県警高速隊に聞きました。 ——なぜ渋滞最後尾におけるハザードラン
東京の地下を貫く首都高の山手トンネルは、一部区間で上り坂と下り坂が連続します。こうした起伏は渋滞の要因にもなりますが、なぜこのような構造なのでしょうか。 起伏の多い区間は、さらに下にあるものが… 首都高C2中央環状線の西側、5号池袋線から湾岸線にかけての区間は、そのほとんどが山手トンネルで構成されています。 山手トンネル内回り、中野長者橋付近。左側の青い光は「エスコートライト」と呼ばれる(画像:首都高速道路)。 全長約18.2kmと日本一長い道路トンネルである山手トンネルは、地上につながる両端部だけでなく、内部も起伏が連続する構造になっています。一般的なトンネルも、排水や換気のため勾配(坂)がついていますが、これとは事情が異なるものです。山手トンネルではこの起伏の上り坂で速度が低下し、中野長者橋付近などでは渋滞が発生することも。なぜこのような構造なのか、首都高速道路に聞きました。 ――なぜ
首都高のおもな渋滞ポイントのひとつ、堀切JCT~小菅JCT間の内回りが2018年2月25日に3車線から4車線へ拡幅されました。6号向島線とC2中央環状線の合流・分岐がスムーズになったといいますが、どのように変わったのでしょうか。 合流から分岐までわずか600m 交通流が交錯 首都高C2中央環状線の堀切JCT~小菅JCT間内回りが、2018年2月25日(日)午前5時に従来の3車線から4車線へ拡幅されました。 C2内回り、堀切JCT手前。首都高のおもな渋滞ポイントのひとつだったが、4車線化でどう変わるのか(2017年12月、乗りものニュース編集部撮影)。 この区間は、堀切JCTで6号向島線が合流後、わずか600mほど先の小菅JCTで6号三郷線が分岐します。加えて、このあいだには小菅出口も分岐しています。 4車線化前の2月23日(金)時点で、首都高速道路によると「短い区間のなかに合流・分岐がある
東日本の高速道路のうち、特に長い渋滞が発生する傾向にあるのが関越道の埼玉県内区間です。なかでも高坂SA付近や花園IC付近は、2017年夏休みも激しい渋滞が発生しましたが、どのような特徴があるのでしょうか。 一番のボトルネックは高坂SA付近 関越道ならではの特徴も? 年末年始やゴールデンウイーク、お盆期間などを前に、全国的に高速道路の渋滞予測が発表されますが、関東で特に渋滞距離の長い予報が出ることが多い区間のひとつに、関越道の埼玉県内区間があります。 渋滞する関越道上り、東松山IC付近(画像:写真AC)。 2017年末から2018年始にかけての予測でも、1月2日(火)12時から23時のあいだに上り線で高坂SA(東松山市)付近を先頭に35kmとされています。2017年夏休み期間の実績値では、下り線で8月11日(金)に花園IC(深谷市)付近において48.4km、上り線で8月6日(月)に鶴ヶ島IC
2018年、年始休暇期間における全国の高速道路における渋滞は、1月2日がピークと予測されています。ほか、1月4日までに各地で10km以上の渋滞が予測される地点はどこでしょうか。 2018年始、高速道路は2日に渋滞 NEXCO3社および道路各社がとりまとめた、2017年末から2018年始における全国高速道路の渋滞予測情報によると、年始は1月2日(火)をピークに、翌3日(水)まで上り、下りともに交通が集中し、東名高速、東北道、関越道で最長35kmの渋滞が見込まれています。 冬場のロングドライブはチェーン規制対策必須。写真はイメージ(画像:photolibrary)。 全国の高速道路における、1月4日(木)までの期間でピーク時10km以上の渋滞が予測されている地点とピーク時渋滞長は以下のとおりです。時間表示は「混雑時間帯/ピーク時間」、距離はピーク時のものです。 東北道(E4) ・1月2日(火)
2017年末、全国の高速道路における渋滞は12月29日がピークと予測されています。ほか、12月31日までに各地で10km以上の渋滞が予測される地点はどこでしょうか。 2017年末、高速道路の渋滞予測は…? NEXCO3社および道路各社がとりまとめた、2017年末から2018年始における全国高速道路の渋滞予測情報によると、年内は12月29日(金)をピークに、翌30日(土)まで交通が集中し、東名高速で最長30kmの渋滞が見込まれています。 2017年末、高速道路の渋滞は29日から30日にかけて混雑が予測されている。写真はイメージ(画像:photolibrary)。 全国の高速道路における、12月31日(日)までの期間でピーク時10km以上の渋滞が予測されている地点とピーク時渋滞長は以下のとおりです。時間表示は「混雑時間帯/ピーク時間」、距離はピーク時のものです。 東名高速(E1) ・12月29
2017年お盆期間終盤、全国の高速道路における、いわゆる「Uターンラッシュ」にともなう渋滞のピークは8月14日と予測されています。ほか、8月16日までに各地で30km以上の激しい渋滞が予測される地点はどこでしょうか。 お盆終盤、Uターンラッシュに伴う渋滞は…? NEXCO3社および道路各社がとりまとめた、2017年お盆期間における全国高速道路の渋滞予測情報によると、いわゆる「Uターンラッシュ」は8月14日(月)をピークに翌15日(火)まで続く見込みです。特に関越道は14日17時ごろに、高坂SAを先頭とする45kmの渋滞が予測されています。 2017年お盆終盤のUターンラッシュにともなう高速道路の渋滞は、特に14日の混雑が予測されている。写真はイメージ(画像:PaylessImages/123RF)。 全国の高速道路における、8月14日(月)から16日(水)までの期間でピーク時30km以上の
お盆休みなど夏のロングドライブで、気づかないうちに車内で脱水状態へ陥ることがあるそうです。最悪の場合、「エコノミークラス症候群」を誘発する可能性も。どうすればいいのでしょうか。 車内の乾燥と、窓からの輻射熱に注意 お盆休みの帰省ラッシュやUターンラッシュ、行楽地の行き帰りの渋滞など、夏場はなにかとロングドライブになる機会もありますが、実はその車内に、恐ろしい健康上の危険が潜んでいるかもしれません。 夏場のロングドライブ、車内の「乾燥」が思わぬ健康被害を呼ぶことも。写真はイメージ(画像:photolibrary)。 済生会横浜市東部病院 周術期支援センターの谷口英喜センター長によると、そうした渋滞中の車内において、「気づかないうちに脱水状態になってしまう」可能性があるといいます。その結果、「エコノミークラス症候群(旅行者血栓症)」を誘発することもあるとか。 エコノミークラス症候群とは、長時間
2017年お盆期間、全国の高速道路における、いわゆる「帰省ラッシュ」にともなう渋滞のピークは8月11日と予測されています。ほか、8月13日までに各地で30km以上の激しい渋滞が予測される地点はどこでしょうか。 お盆の帰省ラッシュ、高速道路の渋滞は…? NEXCO3社および道路各社がとりまとめた、2017年お盆期間における全国高速道路の渋滞予測情報によると、いわゆる「帰省ラッシュ」は8月11日(金・祝)をピークに翌12日(土)まで特に交通が集中し、中央道などで最長45kmの渋滞が見込まれています。また一部では、13日(日)から早くもUターンによる渋滞が発生する模様です。 2017年お盆期間の帰省ラッシュにともなう高速道路の渋滞は、特に11日の混雑が予測されている。写真はイメージ(画像:NEXCO東日本)。 全国の高速道路における、8月13日(日)までの期間でピーク時30km以上の渋滞が予測さ
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