NEXCO東日本が除雪作業の自動化に向け、準天頂衛星「みちびき」の信号を活用した除雪車の運転支援システムを試行します。将来的には完全自動化を目指すといいますが、どれほど現実味があるのでしょうか。 GPSを補完する「日本版GPS」活用で除雪作業はどう変わる? NEXCO東日本が北海道の高速道路で、準天頂衛星「みちびき」を活用した除雪車運転支援システムを搭載するロータリー除雪車を試行導入します。運用区間は道央道 岩見沢~美唄間の約21kmで、2018年1月からの予定です。 高速道路の除雪車。左は低速のロータリー除雪車、右は高速走行する除雪トラック(画像:NEXCO東日本)。 準天頂衛星「みちびき」は「日本版GPS」とも呼ばれ、2017年10月末現在で4号機まで打ち上げられています。最終的には7機まで打ち上げられアメリカの衛星を補完し、携帯電話や自動車などに搭載されるGPSの精度が飛躍的に向上す