「日本最大の海賊」村上水軍が本拠を構えた瀬戸内海の島々へ。しまなみ海道を走りながら、「自転車神社」や天然温泉、「幻の高級魚」を食べられる道の駅なども巡ります。 「サイクリストの聖地」しまなみ海道を走る 【本記事は、旅行読売出版社の協力を得て、『旅行読売』2016年7月号に掲載された特集「芸術祭でにぎわう瀬戸内の島巡り」の一部記事を再構成したものです】 ※ ※ ※ 瀬戸内海を陸地からではなく長大橋から眺めると、多島美をより実感することができる。 広島県尾道市と愛媛県今治市の間にある島々を九つの橋でつないだ約60kmの「しまなみ海道」(国道317号)は、有料道路の通称。南北朝時代から戦国時代にかけて瀬戸内海を支配した村上水軍が拠点を置いた一帯の呼び名でもある。芸予諸島が、「“日本最大の海賊”の本拠地」として、2016年4月に日本遺産に認定されたこともあり、改めて注目度が高まっている。 村上水軍