東京都心を流れる神田川の下流域は、間近に鉄道各社の路線が走り、列車もひっきりなしに通過していきます。船からしか眺められないその風景は、どのようなものなのでしょうか。 神田川、外濠部分は鉄道のビューポイント? 東京都心を流れる神田川は、井の頭恩賜公園の井の頭池を水源とし、隅田川へ流れ込む全長25km弱の川です。かつては神田上水が取水されており、またその下流域は江戸城(現、皇居)の外濠の一部としても位置付けられていました。 神田川沿いを走る中央線の列車(2017年6月7日、羽田 洋撮影)。 東京ドームが近い日本橋川との分岐点から下流へ進み、駅名にもなっている水道橋をくぐったあたりは、川べりにJR中央線快速や中央・総武線各駅停車が走っています。いずれもダイヤが密なため、列車がひっきりなしに近くを通過していきます。短時間のあいだにシャッターチャンスが何度も訪れるので、初めて鉄道写真を撮るような人に