「農道」というと田んぼのなかの砂利道などを想像するかもしれませんが、なかには複数の市町村にまたがり、一般の自動車が快適に走れる道路も存在します。そもそも「農道」とはどのような道路なのでしょうか? 主目的は「農業利用」 利用シーンはいろいろ 「農道」というと、田んぼのなかの砂利道などを想像するかもしれませんが、なかには「広域農道」と呼ばれ、片側1車線以上が確保されクルマが快適に走れるような道路もあります。こうした道路では、「農道」であることが示されていたり、「農耕車優先」と書かれていたりすることもあります。 「農耕車優先」と掲示されている農道のイメージ(画像:photolibrary)。 たとえば現在、神奈川県が建設している小田原市、真鶴町、湯河原町の山間丘陵部の樹地帯を通る広域農道「小田原湯河原線」は、「農業生産や農産物の流通」や「観光農業の推進、観光資源へのアクセス改善」のほか、「災害時