外国人旅行者の増加を背景に、駅などにおける「コインロッカー不足」が聞かれます。鉄道事業者も増設に務めているほか、国としても荷物預かりや配送サービスの整備を推進していますが、解消されるのでしょうか。 「増設」も、「数」としては減っている!? 荷物を預かってほしい人と、その場所を提供する店舗などをマッチングするインターネットサービスが広まっています。そのひとつ「ecbo cloak(エクボ クローク)」を運営するエクボ(東京都渋谷区)によると、「コインロッカー不足を認識したことから、このサービスを思いつき、2017年1月に開始しました」といいます。 確かに、駅や公共施設などで、コインロッカーが空いていないという声も聞かれます。その要因のひとつは、外国人旅行者の急増にあるかもしれません。実際のところ、訪日外国人旅行者数は2012年の段階で約836万人だったものが、右肩上がりで増え続け、2016年