JR西日本が、山陽本線の西広島~岩国間で、新保安システム「D-TAS」の使用を開始します。従来の地上主体式ではなく、車上主体式のシステムです。 「地上主体式」から「車上主体式」へ JR西日本は2018年4月18日(水)、山陽本線の西広島~岩国間35.9kmで、新保安システム「D-TAS(Database oriented Train Administration System:データベースを用いた列車管理システム)」の使用を開始すると発表しました。 山陽本線で使用されている227系電車。「Red Wing」という車両愛称を持つ(画像:photolibrary)。 従来の保安システム「ATS(Automatic Train Stop:自動列車停止装置)」は、制御に必要な情報を地上から車両に送信し、それに基づいて列車を制御する地上主体式のシステムでした。新導入の「D-TAS」は、制御に必要な情