「夫のいびきがひどくて眠れない」「自分のいびきが気になって旅行を楽しめない」など、生活や人間関係にも影響を与えることがある“いびき”。人知れず悩んでいる人も多いでしょう。しかし、放置するのは想像以上に危険です。今回は、睡眠・呼吸器内科の医師・白濱 龍太郎先生が提唱する改善方法を紹介します。 *記事の最後に書籍プレゼントの情報があります。 死のリスクも?いびきにひそむ病気とは誰でもいびきをかくことはあり、たいしたことではないと考える人が多いでしょう。しかし、いびきが重症化すると、ゆくゆくは死の危険にさらされる可能性さえあります。 代表的なのは、「睡眠時無呼吸症候群」です。この病気を発症すると、日中の強い眠気、注意力散漫のほか、以下のような怖い病気を引き起こす恐れがあります。 (1)高血圧、動脈硬化の進行による狭心症や心筋梗塞などの循環器系疾患 (2)糖尿病などの代謝系疾患 ほかにも、うつ病や