物資不足で被災地の盗難増加 ガソリンや食品など被害2011年3月17日11時21分 印刷 Check 「警察も来てくれないんですよ」。コンビニを経営する安部裕幸さん(50)は現金自動出入機(ATM)の現金を奪われた。レジや金庫など計約80万円の被害。安部さんは地震後ホームセンターの屋上で3日間閉じこめられた。「3日間、強盗の想像をしていたが、まさか本当に起きるとは。まあでも人間だから」と話していた=16日、宮城県石巻市、矢木隆晴撮影 避難所には、防犯を呼びかける市のチラシが張られていた=岩手県大船渡市 東日本大震災発生から6日が過ぎ、被災地の一部では、混乱に乗じたとみられる盗みなどの犯罪が相次いでいる。中には、避難生活が長引いて食料や燃料が不足し、やむにやまれずといったケースもあるようだ。住民らは警察の協力も得ながら、見回りをするなどの対策を始めている。 宮城県石巻市で16日、閉店中のコン