とかく面倒になりがちなものといえば、健康診断ではないだろうか? つい最近行ったという人もいれば、何年も行っていないという人もいるだろう。 成人病が「生活習慣病」という名になって久しいが、ひとくくりにするには、病の種類はあまりにも多い。 その代表格である「糖尿病」を示唆するものが「血糖値」であるが、その数値の落とし穴をご存じだろうか? 他人ごと… ならいいのだが、若いからと言って安心はできない。 今回は、重要な健康のバロメーターである「血糖値」に迫ってみる。 血糖値とは? 「血糖値」とは、血液中の糖分(ブドウ糖)の量を示す値である。 1dl(1デシリットル)の血液に、何mgのブドウ糖が含まれているかを診る。 通常、血糖値は、炭水化物などの糖質を摂ると上がり、食後1~2時間をピークに下がっていく。 それをコントロールをしているのが、すい臓から分泌される「インスリン」である。 インスリンは、“血