『週刊新潮』(8月6日号)は「通巻3000号記念特大号」。 昭和31年の創刊から60年、現在の週刊誌のスタイルはすべて『新潮』がつくったと言っても過言ではなかろう。 グラビアがあって、コラム、連載小説、エッセー、そして特集という誌面構成も、関係者のコメントをつないで記事にするという記事作法も『新潮』の発明だ。 「俗人が興味を持つのはカネと女と事件」と喝破して『新潮』を創刊した斎藤十一氏の偉大さを改めて思う。 ちなみに『FOCUS(フォーカス)』創刊の時の斎藤氏の言葉は「キミは殺人者の顔が見たくないか」。 その『新潮』、右柱の「ブレーキが壊れた中国の『反日』『反日』『反日』」、左柱の「『浅田真央』復帰を邪魔する『実父』女性暴行逮捕の被害届」より、山口瞳、山本夏彦両氏のコラム再録の方がおもしろい。 殊に山本夏彦さんのコラムは今、読んでもそのまま通じる、少しも古びていない。読んでいて、そのリズム
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